今更ながら、漫画「アオアシ」にハマっています。
医療とは全く関係ないのですが、アオアシの魅力について知ってもらいたくて、この記事を書くことにしました。
ネタバレを含むので閲覧の際はご注意ください。
アオアシの概要
漫画アオアシは、愛媛県出身の中学3年生・サッカー少年、青井葦人(アオイアシト)が
サッカーを通じて人生を学び、成長する姿を描いた物語です。
また、プロサッカーのビジネスとしての面にもふれつつ、葦人の視点を通じて社会の厳しさや自己成長の大切さを教えてくれる、素晴らしい漫画です。
社会人からみた「アオアシ」の魅力
私がアオアシを好きになったのは、少年サッカー漫画という側面もそうですが、
それだけではなく、人としての成長について考えるという観点からも、
「アオアシ」から学べること、響く要素がたくさんあるからです。
今回はそのごく一部をご紹介します。(以下画像は単行本第7巻から全て引用)
伸びる人間とは?
スポーツなどに人生を賭けた経験がなかったわたしは、社会人になってから日々の仕事に追われるなかで、
「自分はどうすれば成長できるのか?」という、生きる上で重要な問いを失いかけていたように思います。
「アオアシ」を読んでいると、成長し続けられる人に共通する特徴が自然とわかってきます。
それは、
内発的動機づけによる努力ができる
貪欲に周囲の人たちから学ぶ
得た知識や技術を言語化できること(=自己フィードバックができる)
こういった特徴を持っている人が、
努力ができるだけでなく、きちんと成長しつづけることができるのだと感じました。
特に、人から学ぼうとすることは、年を重ねるにつれてだんだんと難しくなってきます。
「人に聞いたり学んだりすることは恥ずかしい」
という無意識な固定観念が定着してしまうからです。
葦人や登場人物たちのように、私たちも社会人として成長するために、参考にすべき点がたくさんあります。
挫折は成長の大きな種になる
葦人の挫折と再起
幼馴染の一条花の義理の兄である、東京エスペリオンユースの監督、福田達也と出会うことで葦人の人生は大きく変わります。
もともと、葦人は地元のサッカークラブで一人で攻め込むタイプの、ワンマンストライカーでした。
しかし、葦人はスピードや上背はなく、足元の技術も未熟。
福田が葦人のサッカーフィールドを俯瞰で見ることができる能力を知り、サイドバックとして大成すると確信します。
単行本第7巻(62話)、冒頭でエスペリオンユースに入団した葦人に福田がサイドバックへの転向を告げるシーンです。
「DFに転向しろ」
葦人はFWで世界を目指すと決めていたため、その決定が理解できません。さらに福田は
「戦力にならないとわかっているものを置いておけない」
と告げます。厳しい現実です。
当然、葦人は目標を失い、打ちひしがれます。
しかし、母親や幼馴染の言葉に助けられ、DFへの転向を決意。
そして急速に才能を開花させ、葦人の人生は大きく変わることになるのです。
人生は困難だらけ、でも前にすすむ
人によって失敗や挫折、困難というものは誰しも経験します。
厳しい現実を突きつけられることもあります。
それでも前に進まなければならない、ということが、重要なことなのだとこのシーンから感じました。
葦人の場合、母親や花といった葦人を支えてくれる人の存在があったからこそですが、
どんな失敗や挫折も、そこから何を学び、次にどう繋げるか?
自ら考え行動できる力をつけていくことが大切なのだと、「アオアシ」は教えてくれます。
成長のヒントがたくさん詰まった作品!
『アオアシ』を読むことで、葦人の成長とともに、みなさんにとっても成長のヒントがたくさん得られるはずです。
社会人目線で今後も考察してみようと思います。
ぜひ、みなさんもお手に取ってみてください!
おわり
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