医学部進学時の奨学金は一般的に相当な額になると思います。
私自身、日本学生支援機構の第二種奨学金の返済を最大額でおこなってきましたが、返済終了まではとても長く感じます。
しかし、お金について考えるきっかけになったという点で、とても有意義だったように感じています。
今回は、私自身が奨学金返済を終えて、今振り返って考えた繰り上げ返済の効果についての感想をお伝えします。
なお、奨学金返済時の体験、感想などを奨学金のカテゴリーでまとめていますので、もしよければ参考にしてみてください。
繰り上げ返済を意識することでお金の使い道が決まる
奨学金返済を最優先にすることで、自然とお金の使い道に優先順位を付けることができるようになりました。
家賃などの固定支出を増やさないようにし、特に余計な贅沢品に対する出費などを抑えることで、収入の余剰資金を奨学金の返済に充てることができました。
特に、医師になってからは比較的支出の多い生活をしている人が多いです。その中でも、自分自身のお金との付き合い方を考えていた気がします。
あまり意識していたわけではなかったのですが、感覚的に自然と節約志向になったように思います。
ライフイベントに備えて資金を準備しやすくする
繰り上げ返済によって、借金を少なくすることは将来的に大きなメリットになります。
例えば、住宅購入や結婚など、大きなライフイベントを迎える前にまとまった資金を準備することができるようになります。
今後私も住宅購入は検討していますが、調べてみると
住宅ローンの借り入れの際、奨学金の残債や遅滞なく返済ができていたかなどが審査に影響するようです。
奨学金を完済、もしくは残高を減らしておくことで、少し精神的にも余裕ができたと思います。
そのため、できるだけ早く奨学金を返済することにより、来るべき大きな人生イベントに備えることができるように思います。
返済が早まることにより精神的に楽になる
私が奨学金返済を最優先にした最後の理由は、借金から解放されたいという気持ちが一番大きかったです。
奨学金は、将来の自分(今の自分)に対する自己投資ですが、言い換えれば借金でもあるわけです。
借金がある状態では、常に返済に追われているという感覚が付きまといます。
しかし、繰り上げ返済を進めることで、その負担が軽減され、精神的な余裕が生まれてきたように思います。
特に、ある程度のまとまった金額を繰り上げ返済することにより、残債が減っていきます。その度に、気持ちが楽になっていくのを覚えています。そして、それが少し嬉しくもなってきます。
そして、さらに次の繰り上げ返済のモチベーションになっていました。
計画的な返済の参考に、以下の記事では医師の収入についてまとめていますので、ご覧ください。↓
まとめ
今回は奨学金を繰り上げて返済することのメリットについてご説明しました。
利息分の負担を減らし、早期完済することを通じ、お金への考え方が自然にみにつきますし、
ライフイベントへの備えもしやすくなります。
また、個人的には精神的な負担が減っていくのも本当に大きなメリットだったと思います。
繰り上げ返済しなきゃなと分かってはいるけど、普段の生活で大変だからなかなかできない、という人も多いのではないでしょうか。
きちんと生活防衛費は確保したうえで、繰り上げ返済について前向きに考えてみてください。
今回の記事をきっかけに、みなさんの奨学金返済生活が、少しでも前向きになってもらえれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
おわり
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