奨学金返済日記②-研修医時代の奨学金返済の実際と注意点

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奨学金

医学部進学にあたり、奨学金を借り入れようとする方も多いと思います。
しかし、実際に返済は可能なのか心配な方も多いのではないでしょうか。

そんな方へ向けて今回は、私自身の研修医時代の奨学金返済の実際についてお伝えします。

私は日本学生支援機構の第二種奨学金(有利子、利率見直し方式)で、月額16万円を6年間借り、総額1,152万円でした。研修医として働き始めた26歳から、毎月約4.5万円を240回に分けて返済していく予定でした。

これはあくまで個人の経験談です。実際の奨学金の条件や返済額、支払い期間は借入額や利率計算方法などにより異なりますので、ご自身で確認をお願いいたします。

研修医を卒業してから毎月4万5千円240回分割払いの利率見直し方式で奨学金の返済が始まりました。果てしなく永遠に感じる返済生活の始まりでした。

初回の返済は貸与終了月の翌月から数えて7ヶ月目からです。私の場合は最初の半年間は返済猶予期間だったので、研修医時代の実際の奨学金返済期間は1年6ヶ月程度です。

大学を卒業し、研修医になった4月当時の月手取りは25-30万円ほど。
この手取りは月4-6回の当直と、時間外もフルに申請したあとの金額です。

家賃は7万5千円の1K、通勤10分。他には携帯とwifi契約、水道光熱費に加えて、奨学金の4万5千円の支払いでした。つまり、固定支出は約16万円ほどということです。
食費や交際費など、使えるお金(変動支出)は10-15万円ほどの計算です。

男の一人暮らしでしたので、食費は最低月3-4万円くらい、同僚との食事や遊びに行ったりしたのもそうですし、各科ローテーションの際に参考書を割と購入していたので、実際の貯蓄額は月平均0-10万円程度でした。

項目金額(円)
手取り収入250,000-300,000
家賃(管理費込)75,000
光熱費・通信費20,000
食費3-40,000
奨学金返済45,000
書籍、交際費、各種税金50,000前後(月による)
残高0-数万円

結果としては、月間収支は数万円のプラスになるかどうかという程度です。

そして、月に1回あるかないかの日曜日の休みも、研修医時代は気分をリフレッシュさせるための時間でしたので、ほとんど貯金はできませんでしたが、最終的に収支は赤字とはいかない程度でした。

研修医時代は一般的にボーナスはほとんど出ません。私の場合、ほぼ常に「2」でした。2ヶ月分ではありません。2万円です。奨学金返済の当てにはできません。

しかし、少なくとも日々の贅沢をあまりしなければ、奨学金はしっかりと返せます

上記のように、研修医時代の給料では世間一般の「医者」の生活のイメージと比べ、かなり地味な生活になります。

ベンツに乗って、タワマンに住んで、毎日飲みに行って、高級ホテルへ泊まりに行ってなんて言う生活は不可能です。
とはいえ、以下に示す2つの点について意識ができていれば、普通に生活するぶんにはかなり余裕のある暮らしを送ることはできます。

1. 固定支出を把握する

先ほども書きましたが、奨学金は毎月出ていく固定支出であるという認識を持つことが重要です。

家賃、通信費などがこの部類に当てはまりますが、この固定支出を把握することで、自然と自分が自由に使えるお金が決まるため、その中で生活をしていくしかありません。

私自身は家賃と通信費は毎月大体同じくらいでしたので、これらと奨学金とを固定支出として意識するようにしていました。

当たり前のことですが、この当たり前のことさえできていれば、研修医時代に奨学金の返済に困ることはないはずです。

研修病院選びで給料も考慮しなければならない

研修病院は必ずしも希望通りには行かないこともありますが、こちらも生活がかかっています。給料は必ず研修病院選びの条件に入れましょう。

実は病院によっては月手取りが15-20万円程度のところもあります。同期に聞くと、大学病院がこのくらいの給料になっていることが多いようです。

でもこれ、流石に少なすぎます。奨学金と家賃でほとんど手元にお金が残りません。
税金など、大事な支払いが滞ってしまう恐れもありますので、手取りで25−30万円は確保できると良いでしょう

また、昨今の働き方改革の影響で、研修医は仕事を早めに切り上げなければいけない、という風潮のある病院も多くなっていると聞きます。全体的に残業時間が短くなっているので、案外給料をもらえないケースもあるかもしれません。
病院見学の際には、実際の月収を担当してくれる研修医の人に直接聞くのがよいでしょう。

繰り返しになりますが、贅沢さえしなければ研修医時代の奨学金返済に困ることはあまりないはずです。

固定支出の考え方をしっかりと意識し、余裕のある返済生活を送れるようにしましょう。

つづく

dr-infoblog

30代の消化器内科医。普段は某大学病院で消化器がんの診療・研究をしています。妻と1歳の子供との3人暮らし。地元の公立小中学を卒業し、高校・大学受験。私立大学医学部を奨学金を使って卒業。そんな医師の普段の生活にまつわるあれこれを記事にします。

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