1児の父勤務医が実践していた外出時のミルクの冷まし方

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【子育て編】
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30代の消化器内科医。普段は某大学病院で消化器がんの診療・研究をしています。妻と1歳の子供との3人暮らし。地元の公立小中学を卒業し、私立大学医学部を奨学金利用し卒業。20年間のauユーザー、趣味は旅行と最近はブログ。そんな医師の日常を記事にします。不定期更新。

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最近、医師の同僚や後輩で出産を控える人が増えてきました。よくいただく質問の一つに、

外出先でミルクはどうやって作って、どうやって冷ましましたか?

というものがあります。

今回は我が家の経験をもとに、外出先での粉ミルクの調乳方法と、効率的な冷まし方についてお伝えします。

なお、これはシチュエーションによって多少使い分けが必要になります。
たとえば、外出先でのミルクの冷まし方は、店舗での外食、ショッピングセンターやテーマパーク(TDS・USJなど)、屋外の場合で異なります。

また、そもそも外出前に「ベビーフレンドリーな施設」かどうかを確認しておくことも大切です。

この記事の作成:勤務医の日常ブログ(わたし)
監修:妻

はじめに注意点

この記事で紹介する調乳方法の中には、「乳児用調製粉乳の安全な調乳・保存及び取り扱いに関するガイドライン(FAO/WHO共同作成, 2007年)」に準拠していないものも含まれます。

このガイドラインの基本的なポイントは以下の通りです。ぜひ確認してみてください。

✅ 手指衛生の徹底(石鹸と流水で手洗い)
✅ 哺乳瓶やスプーンはしっかり洗って消毒
✅ 調乳には70℃以上のお湯を使用
✅ 冷水・流水・氷水でなるべく早く、中身を汚染しないようキャップより下を急速に冷却
✅ 温度は腕の内側にミルクを垂らして確認
✅ 2時間以内に使用しなかったミルクは廃棄

▶ 厚労省のガイドラインはこちら(PDF)

粉ミルクは、事前に使用する分量を分けて持参すると調乳が楽になります。

我が家では以下のミルクケースを使用していました。3〜4回分の粉ミルクを小分けにでき、先端が漏斗のような形状になっているので哺乳瓶への移し替えもスムーズです。是非使ってみてくださいね。

お店の選び方:SNSの方がいいかも

外食時、多くの店舗でお湯と水の提供は可能です。
中には、特に子連れに配慮しているお店でミルクを指定量・指定温度で調乳してくれるところもあります。

お店を選ぶ際には、「赤ちゃん連れでも安心して行けました!」といった口コミや、ベビーフレンドリーな店舗かどうかを基準にすると良いでしょう。
InstagramなどのSNSでの検索の方が、ぐるなびなどのグルメサイトよりも有益な情報が見つかる場合があります。

店舗でミルク調整をお願いするときのポイント

お店の方には、以下のように伝えるとスムーズです。

✅ 指定量のミルクを、指定の温度で作ってもらえるか(例:120mlを40℃程度で など)
✅ お湯を哺乳瓶に入れてもらえるか(目盛りを伝えておく)

なお、熱いお湯をもらって自分で調乳しなければならない場合、別途冷水をもらって冷ます必要があります
ただし、カルキ臭のある水を提供する店舗もありますので、気になる場合は洗面台を借りて流水で冷やす必要があります

ミルクの調乳方法:お湯

屋外でお湯を入手できる場所としては、ショッピングモールのベビーケアルームなどが挙げられます。

それ以外の場所ではお湯の入手が難しいため、以下の2択になります。

お湯を持参する(非推奨)
液体ミルクを持参する

SNSなどを見ていると、「お湯と冷水の両方をタンブラーで持ち歩く」という方も多く見かけます。
ただ、お湯は保温力のどんなに優れているタンブラーでも、数時間後には70℃未満になってしまうことが大多数。

できればお湯は外出先で確保し、できなければ液体ミルクも持参するのがベターだと思います。

冷まし方:冷水 or 白湯を持参する

ショッピングモールなどのベビーケアルームなどではお湯の確保は可能な場合が多いですが、冷水は設置されていないケースがほとんどです。

例:我が家で以前行ったTDLでは哺乳瓶を冷やすための氷水が用意されていたこともありましたが、あくまで例外的です。また、水があったとしても「哺乳瓶に直接入れて冷ます」ことを前提にしていない施設も多いです。

そのため、タンブラーに冷水または氷水を入れて持参するのが確実です。

おすすめのタンブラー(冷水持参用)

我が家では、お湯をもらえそうな場所に外出する際は、ウォーターサーバーの水をタンブラーに入れて持参していました。
ポイントは、保温・保冷力が高いものを選ぶことです。以下におすすめタンブラーを紹介していますので、気になる方はぜひご覧ください。

注意:メーカー公表情報をもとに、実体験も交えてご紹介しています。

象印マホービン

知らない人はいないであろう、象印のマホービン。安価で性能も十分ですから、この商品のみならず、使用されている方も多いのではないでしょうか。

スタバタンブラー

主に私たちはこのタンブラーを使用していました。お湯を持って行ってもミルクは作れますが、冷水または白湯の持ち歩きとして使用しました。

YETI

海外の方にも人気のYETのランブラーです。以前のハワイ旅行の際、海外の方はかなりこのYETIのランブラーを持ち歩いていました。おしゃれなだけでなく、「氷を入れて外出しても、帰宅してから氷がまだ残っていた」というほどの保冷力。

THERMOS

安定のサーモス。保冷・保温力に長けている商品です。形は少しゴツめですが、ミルク調整だけではなくアウトドア使用にもちょうどいいサイズです。長く愛用できる商品です。

ガイドラインに準拠した調乳が推奨されますが、

✅ 冷水または湯冷ましの持ち歩きにはタンブラーが便利
✅ 粉ミルクはケースで持ち歩き
✅ お湯は外出先での確保がベター

という結果になります。
あくまで今回の記事は私たちの経験に基づく内容ですので、安全性やお子さんの好き嫌いに合わせて粉ミルクや液体ミルクを使い分け、調整していただく必要があります。

この記事がみなさんのお役に立てれば嬉しいです。

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