不正ログインと取引が発生
最近、証券口座の不正ログインにより、数百億円の不正取引が楽天証券やSBI証券など、合計9社で確認された、という衝撃のニュースがありました。(日本経済新聞、4/29付朝刊より)
幸いなことに、私自身の口座は被害にあいませんでしたが、どうやら怪しいメールからログイン情報を引き出された方が被害に遭われたようです。許せない、卑怯な手口です。
被害に遭われた方の生活が損なわれていないことを、ただただ祈るばかりです。
各証券会社の対応
この一件があってから、国内証券会社はほぼ全て、口座ログインの仕方が煩雑になりました。
ログイン画面を開くと、認証コードの入力が必要になったのです。
わたしはauユーザーなので三菱UFJeスマート証券を使ってますが、メールで送信された6桁のパスコードを入力するシステムになっています。
これ、かなり面倒ですし、高齢の方なんかはログインが大変になったんじゃないかと思っていました。
先日、行きつけの床屋さんでこの話になりました。そこで対応の違いを感じました。
私の場合
ログインがしにくくなってから、こういうもんだから、慣れるしかないと割り切って、むしろ諦めていました。
自分で変えられるもんじゃあないからな、という感じでした。
お店の人の場合
しかし、お店のマスターは、あまりにもそのシステムが使いにく過ぎたため、カスタマーサービスに直接電話連絡をしたそうです。
でも、全く電話がつかながらなかったため、どうやら諦めたようですが、いまだに納得できていない様子でした。
「みんな同じこと考えますね笑」と言ったら、珍しく「そうですね、、」とトーン低く真顔で言ってたので、本当に頭に来ているしてるんだと思いました。
今回の件について、少しだけ自分なりに考えてみたところ、気づいたことがありました。
周りを変えることは難しいが、努力はすべき
それは、周りの人や環境を変えると言うことは本当に難しいこと。
とくに、今回のような膨大な人間が関与するシステムのことであれば、なおさらです。当たり前ですが。
そして自分自身を変えることすら難しいですから、いわんや他人をや、ですね。
しかし一方で、システムを変えられないまでも、顧客から企業のサービスに関する要望や意見を伝える、というのも我々消費者の務めでもあることに気付かされました。
顧客からのフィードバックを経て、より良いサービスが提供されるようになるはずだからです。
どうせ変わらないから、と何もしないのものもそれはそれで考えものかもしれません。
世の中には改善や進歩がなければ衰退する、みたいな格言もありますし。
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