【勤務医の日常・投資編】狼狽売りをしてまだまだ投資初心者だなと痛感した話

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勤務医の日常生活
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30代の消化器内科医。普段は某大学病院で消化器がんの診療・研究をしています。妻と1歳の子供との3人暮らし。地元の公立小中学を卒業し、私立大学医学部を奨学金利用し卒業。20年間のauユーザー、趣味は旅行と最近はブログ。そんな医師の日常を記事にします。不定期更新。

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約2年前から、積極的に株式投資を始めました。つみたてNISAに加えて、新NISAの成長枠も使いながら国内個別株・米国ETF・米国債権ETFに投資しています。少しずつ、慣れてきたような感覚になってきました。

投資の主な目的は、キャッシュフローの強化
一般的な医師の収入から考えれば、別に強化しなくてもいいのでは?という声も聞こえそうです。

今の仕事は好きでやっているのですが、案外大変だったりしますですし、心身ともにいつまでも続けられるという保証はないわけです。実はニュースになっていない、いろいろなことがありますので、、、

話はそれましたが、キャッシュフローを強化することで、少なくともメンタル面の余裕を持てるようにする、というのが投資の主な目的でした。

そのため、基本方針として株式の購入前に各銘柄を「ガチホ*」しあとは放置するだけ、と決めていたはずですが、、、

*ガチホ:ガチホールドの略。購入した銘柄を、株価変動に関係なく保有し続けること。その企業の将来性を信じることが必要な戦略です。

購入を決めた経緯

具体的には、国内個別株を購入した後のことです。その企業は売り上げは好調で純資産は右肩上がり。
配当も減配することなく、営業キャッシュフローも基本的に黒字。

販売している商品は使用したことがあり、自宅にもあります。その製品の質が良いこと、他の競合と比べてもROEは高い傾向にあり、配当利回りが良いだけでなく、優待品もあったので超お得だと思い、購入を決めました。

しかし、証券口座のアラート欄に、「取引注意銘柄」と書いてあったところを無視して購入したことがきっかけでした。

新規株式発行と業績不安、チャート下がり傾向をみて狼狽売り

実際にそのアラートを見てみると、新規株式発行となっているではありませんか。

新規株式発行:一般的にこれが行われると、流通している株式の価値が薄くなる。業績不良の企業が行うことがあり、理由を注意してみなければなりません。

しかも、企業HPのIR情報では、特に昨今の物価高などもあり、海外販売利益の減少が指摘されています。

この「新規株式発行」「業績不良セグメントの存在=海外成長力の鈍化」という2点に加え、企業の来期予想が前年と同等の見込みとなっていたことから、今後企業価値は下がっていくのではないか?配当も下がるのではないか?と判断しました。

そして、その1−2日の経過で株価は徐々に下落傾向。とは言っても、せいぜい1%弱でしたが、株価チャートからも購入3日後には売却が妥当と判断し、売却。

2800円ほどの実現損になりました。

これが人生初の株式売却となりましたが、、、

実は企業成長の戦略だった

しかし、特にこの新規株式発行は、譲渡制限付株式報酬というもので、簡単にいえば「企業成長のための戦略」だったのです。

これは会社役員に対して発行された自由に売買できない株式のことで、売買するためには条件を達成する必要があります。つまり、会社の業績次第では没収される可能性もあるのです。

つまりに企業役員などに対してこの株式を新規に発行することで、企業成長をより一層意識した会社運営がなされるようになるのです。

このことを知っておけば、大幅な業績悪化につながっていくというよりは、その企業の今後の成長に期待すべきだったのではないかと感じています。

と言った具合で、株を売却してしまいました。

ひとまず私の投資方針である「ガチホ=ほったらかし投資」と異なる判断をするに至ったため、個人的にはこれが狼狽売りなのだと感じました。
そして、株式の売却は購入に比べ、とても難しい判断が必要なのだと学ぶことができました。

なんやかんやで2800円の損になりましたが、いい授業料にはなったなと思います。

結局、今はその株式は購入時よりも上がっているのでもはや損ですが、今後10-20年と経過した後のことは誰にもわかりません。

少なくとも、今現在は株式購入前の調査がまだまだ甘いな、と感じつつ、投資初心者だなと痛感したのでした。

お金について考えることは、ゆくゆくは人生を考えることと同じです。わたしは投資の知識や考え方はこの本からほぼ全て学びました。youtubeもあるので、みなさんぜひ。

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